私たちICEセレクションは、ベン&ジェリーズのアイスクリームを扱ううえで、ベン&ジェリーズがどのようにして生まれたのか?
その誕生秘話を大事にしています。
誕生秘話には、その会社の根底になる考え方、こだわりが詰まっているからです。
今回は、ベン&ジェリーズの誕生から現在に至るまでの軌跡をご紹介したいと思います。
この記事の内容
はじまりは、ガソリンスタンドの跡地から。
1978年、創立者のベンとジェリーはペンシルバニア州立大学でアイスクリーム製造通信講座を学び、12,000ドルを投資してバーモンド州バーリントンのガソリンスタンド跡地にアイスクリームショップ1号店がオープンしました。
需要と供給
1980年、需要が大きくなるにつれベンとジェリーは、バーリントンにある古い工場にスペースを借りてアイスクリームをパイントに詰めて販売を始めました。
ベン&ジェリーズが話題になるにつれ、もっと多くの人が彼らのアイスクリームを食べてみたいと思うようになりました。
そこで、最初のフランチャイズスクープショップがバーモント州シェルバーンにオープンします。
ベン&ジェリーズ基金の設立
ベンとジェリーからの『贈り物』と会社の年間利益の7.5%をつかって『ベン&ジェリーズ基金』は設立されました。
この基金は、コミュニティ関連のプロジェクトに出資するのが目的です。
レーガン大統領からの歓迎!
ベンとジェリーはレーガン大統領によって『アメリカのスモールビジネスにおけるパーソン・オブ・イヤー』に選ばれました。
ホワイトハウスのローズガーデンで開催されたセレモニーに出席しました。
遺伝子組換えのウシに反対!
ベン&ジェリーズでは、遺伝子組換えのウシに反対しています。
契約しているほとんどが家族経営農場であること、酪農製品が健康にいいという世間の信頼を裏切り、経済に悪影響を与えると考えた事が理由でした。
幸せな牛が素晴らしいアイスクリームを作ると考え、ベン&ジェリーズのパイントには『ファーム・エイドを応援しよう』というメッセージが印刷してあります。
ベン&ジェリーズは、国の児童擁護基金に参加しています。
ベン&ジェリーズは国の非営利キャンペーンの児童擁護基金に参加しています。
目的は、子供たちの願いを国家の一番に持っていくことです。
ユニリーバ完全出資の子会社へ
2000年8月3日、ベン&ジェリーズはユニリーバの完全出資の子会社になりました。
ユニリーバのバックアップを得て、ベン&ジェリーズは『社会的使命』『ブランドの完全性』『製品の品質』を保ちながら拡大する事が出来ました。
ベン&ジェリーズは、フェアトレード認証を受けています。
2006年、ベン&ジェリーズはコーヒーにバニラとチョコレートのラインナップを加えてフェアトレードを取り組んでいます。
フェアトレード認証は、バニラ、ココア、コーヒー豆を育てる農家が収穫物に対し適正な代金を得られるようにし、農家が土地やコミュニティに再投資できるようにします。
日本では途上国で生産された日用品や食料品が、驚くほど安い価格で販売されていることがあります。
一方生産国ではその安さを生み出すため、正当な対価が生産者に支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたりする事態が起こっています。
生産者が美味しくて品質の良いものを作り続けていくためには、生産者の労働環境や生活水準が保証され、また自然環境にもやさしい配慮がなされる持続可能な取引のサイクルを作っていくことが重要です。
フェアトレードとは直訳すると「公平な貿易」。つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。
ベン&ジェリーズは、日本初のフェアトレード認証アイスクリームです。
実は、私たちICEセレクションは、このベン&ジェリーズの『フェアトレード認証』に一番感銘を受けています。
昨今、仕入れをどれだけ安くするか、どれだけコストダウンする事が出来るか。
そこばかりに目がいきがちです。
そういったコストダウンを重要視するあまり、人件費や原材料が安い発展途上国で生産する事が当たり前になってきています。
この、フェアトレードは、みんなが潤う事のできる最高の『貿易』であると考えています。
今でもベンとジェリーの旅は続いています。
1978年、ベンとジェリーの2人から始まった旅は、今では誰も知らないような遠く離れた土地にまで到達しました。
ベンとジェリーが築いたアイスクリームビジネスは人々を幸せにし続けています。
参照:BEN&JERRY’S公式HPより
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